一般皮膚科について
手荒れ、じんましん、にきび、脂漏性皮膚炎、湿疹、乳児湿疹、おむつかぶれ、水いぼなど一般の皮膚疾患も診療しております。
主な疾患名
いぼ
保険適応
「いぼ」とは、皮膚から盛り上がっている小さなできもの一般を指す俗語です。
ウイルスの感染によるウイルス性疣贅(ゆうぜい)・水いぼ(伝染性軟属腫)、老人性イボがあります。
ウイルス性疣贅(ゆうぜい)
ヒト乳頭腫ウイルスが皮膚に感染して起こる病気です。
尋常性疣贅、ウイルス性疣贅(ゆうぜい)とも呼ばれます。
外傷を受けやすい手足、皮膚の弱いお子様の皮膚の細胞にウイルスが感染する傾向があります。
[治療]
液体窒素を使った治療が多いですが当院では内服、レーザー、切除など状態によって治療を説明させていただきます。
水いぼ(伝染性軟属腫)
伝染性軟属腫と呼ばれるウイルスの感染による病気でです。
小さな子どもによく見られる皮膚にできる軟らかいいぼです。他のイボに比べ伝染しやすいのが特徴です。
プール、入浴などで接触にすることにより感染することが多いです。
アトピー性皮膚炎などバリア機能に障害がある時にも感染しやすいといえます。
水いぼの周囲に痒みの強い湿疹ができていることが少なくなく、注意が必要です。
なるべく数の少ないうちに治療を勧めます。
[治療]
時間とともに自然に治ることがほとんどですが、自然な治癒までの期間は数ヵ月から数年となります。ピンセットなどで一つずつつまんで内容物を出す方法や飲み薬などの治療などもあります。
かぶれ
保険適応
かぶれ(接触性皮膚炎)とは、湿疹・皮膚炎の一つで、皮膚に接触した物質の刺激、あるいはアレルギー反応により接触した部位に限られた皮膚の炎症を起こす病気です。
直接的刺激による一次性のかぶれ、原因物質のアレルギーによるアレルギー性のかぶれの2種類に分けることができます。
化粧品、洗剤、白髪染め、パーマ液、時計、ネックレスなど身のまわりにあるほとんどの物質が原因となりえます。
接触性皮膚炎
原因物質の毒性の強さによって症状の強さが決まり、アレルギーとは無関係なので誰でも起こりえます。
痒みを伴う発疹が、原因物質の接触した部分に出現し、その発疹は水疱・紅斑・丘疹などの典型的な湿疹を呈します。
原因物質は油・洗剤・石鹸など刺激の強いもので起こります。他、おむつかぶれは尿や便が細菌によって分解されできるアンモニアによる刺激で起きます。
[治療]
皮膚の炎症やかゆみを抑えるために、ステロイド外用薬や抗アレルギー薬の内服を使用します。症状が激しく、範囲が広い場合は炎症を抑える注射をすることもあります。
じんましん
保険適応
じんましん(蕁麻疹)は、突然発症して6週間以内に治るものを急性蕁麻疹、それ以上症状が継続するものを慢性蕁麻疹といいます。
蚊に刺された時のように皮膚が赤く腫れ上がり、痒みを伴います。
[治療]
抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤の内服などの薬物療法中心です。かゆみや痛みがなくなるまで内服薬を続けますが、症状が強い場合はステロイド薬を飲むこともあります。